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祖父の形見の金の懐中時計や、引き出しで止まったままの金無垢の腕時計。「これは時計として売るもの?それとも金として売るもの?」「動かないけれど値段はつく?」と迷う方は少なくありません。
この記事では、ケースが金でできた時計(金無垢時計)が買取店でどう評価されるのかを、金という素材の視点から整理します。あわせて、郡山市内で金と時計の両方を扱っているお店の条件を、公式サイト等で確認できた範囲で並べました。お店の順位付けはしていません。
※情報は2026年10月15〜16日時点で、各店舗の公式サイト・公的機関のサイト等から確認したものです。営業時間や買取条件は変わることがあるため、来店前に各店舗へご確認ください。
結論:金無垢時計は「時計としての価値」と「金としての価値」の両面で見られる
金無垢時計には、評価の見方が大きく分けて2つあります。
| 見方 | 主に見られる点 | 当てはまりやすい時計 |
|---|---|---|
| 時計として評価 | ブランド・モデル・年式、動作、外装の状態、箱や保証書などの付属品 | 中古市場で需要のあるブランド・モデル |
| 金(地金)として評価 | ケースなど金の部分の重量と品位(K18・K14など) | ブランドが分からない時計、古い懐中時計、修理が難しい時計など |
どちらの見方になるかは、品物とお店によって変わります。たとえば買取大吉の公式サイト内の店舗ブログでは、金無垢時計は動かなくても金の重量を基準に価格が期待できること、人気ブランドの金無垢モデルは時計としての需要があることが説明されています。つまり、「動かない=値段がつかない」とは限らず、少なくとも金の部分は素材として評価の対象になり得る、と考えておくとよいでしょう。
大切なのは、査定のときに「この金額は時計として出したものか、金として出したものか」を聞いておくことです。見方が分かれば、ほかのお店と比べるときの基準がそろいます。
金として評価されるときのしくみ
金なのは「ケース」まで。中身は金ではない
金無垢時計といっても、時計全体が金でできているわけではありません。一般的に、金が使われているのはケース(胴・裏ぶた・ベゼル)や、金製のブレスレット・尾錠(ベルトのバックル)などです。一方、次の部分は金以外の素材でできていることがほとんどです。
- ムーブメント(中の機械)
- 風防(ガラス)・文字盤・針
- 革ベルトやゴムのパッキン
- ステンレスなど別素材のブレスレットや裏ぶた(コンビモデルの場合)
金として評価する場合は、これらを外して金の部分だけを量るか、全体の重さから金以外の分を差し引いて考えるのが一般的です。外すのか差し引くのか、外した部品をどう扱うのかはお店によって違うため、査定時に確認しましょう。時計を量ったときの全体重量がそのまま金の重量になるわけではない点に注意が必要です。
品位:ケースとブレスレットで違うことも
金の割合(品位)は、K18なら75%、K14なら58.5%です。造幣局の品位区分では、金は999・916・750・585・416・375の千分率で表されます。
| カラット表示 | 千分率の表示例 | 金の割合の目安 |
|---|---|---|
| K18(18K) | 750 | 75.0% |
| K14(14K) | 585 | 58.5% |
| K10(10K) | 416 | 41.6% |
出典:造幣局「貴金属製品の品位区分と証明記号」(2026年10月16日確認)
海外製の時計、特に古い懐中時計では「14K」「0.585」のように、日本のアクセサリーとは違う書き方の刻印が入っていることがあります。また、ケースはK18でもブレスレットは別の品位や別素材、ということもあります。部分ごとに刻印を確かめておくと、査定の説明を聞くときに役立ちます。品位の基本はK24〜K9の違いと見分け方でも解説しています。
なお、造幣局の品位証明(ホールマーク)は任意の制度で、刻印がすべて造幣局の証明というわけではありません。最終的な品位は、お店の検査で判断されます。
計算のイメージ(金額は説明のための仮の数字です)
K18ケースの腕時計で、全体の重さが仮に40g、そのうち金以外(ムーブメント・風防・革ベルトなど)が仮に15gだったとします。お店の買取単価が仮に「K18が1gあたり10,000円」の場合、金としての評価は次のように考えます。
- 金の部分の重さ:40g − 15g = 25g
- 金としての目安:25g × 10,000円 = 250,000円(手数料などがある場合はそこから差し引き)
実際の重量の内訳や単価は品物とお店によって違い、この数字は実在のお店の買取価格ではありません。市場で公表されている金価格(田中貴金属工業「貴金属価格情報」など)は主に純金の価格で、お店の買取単価やK18の評価額とは別のものです。
動かない金無垢時計・懐中時計はどうなる?
動かない時計は、時計としての評価では修理が必要な分だけ下がるのが一般的です。ただ、金の部分の重さと品位は動作に関係しないため、金として評価できる可能性は残ります。ブランドによっては、動かなくても時計(または部品取り)として評価されることもあります。
動かない時計を売る前に、次のことを心にとめておきましょう。
- 自分で裏ぶたを開けない・分解しない:傷やパッキンの破損で、時計としての評価を下げるおそれがあります。
- 売るためだけに修理やオーバーホールをするかは慎重に:修理代が査定額の上がり幅を上回ることもあります。迷ったら、まず現状のまま査定を受けて相談するのが無難です。
- 電池切れの可能性:クオーツ時計は電池切れで止まっているだけのこともあります。分かる範囲でお店に伝えましょう。
- 外れた部品も一緒に:竜頭やブレスレットのコマ、尾錠などが外れていたら、なくさずに持っていきましょう。金製のコマや尾錠は金として評価の対象になり得ます。
おたからや 鳴神店の公式ページでは「壊れた品・汚れた品も査定可能」と案内されています。ほかにも、公式に壊れた品の査定に対応すると明記しているお店があります(下の比較表を参照)。
懐中時計は「金張り」との見分けに注意
古い懐中時計には、金無垢のものだけでなく、金張り(金の薄い板を貼り合わせたもの)や金メッキのものも多くあります。裏ぶたの内側などに「GOLD FILLED」「ROLLED GOLD」「GP」などの表示がある場合は、金無垢とは扱いが大きく異なります。表示が読めない、刻印が見当たらないときは、自分で判断せずお店で素材を調べてもらいましょう。刻印の見方は18金の刻印は本物?も参考になります。
懐中時計は、ふた付きのもの(内側にもう1枚ふたがあるものも)があり、ふたや鎖(チェーン)が金製の場合もあります。鎖や付属のメダルなども一緒に持ち込み、どれが金かを確かめてもらうと内訳が分かりやすくなります。
持ち込む前に確認しておきたいこと
- 刻印を見る:裏ぶた・ケースの側面・ブレスレットの留め具・尾錠など。部分ごとに品位が違うことがあります。
- 付属品を探す:箱、保証書、取扱説明書、余りのコマ、修理明細など。時計として評価される場合に影響することがあります。
- 分かる範囲で来歴をメモ:購入時期、最後に修理した時期、止まった時期など。査定で聞かれたときに伝えやすくなります。
- 汚れは乾いた布で軽く拭く程度に:研磨剤で磨くと傷や刻印の摩耗につながることがあります。
- 本人確認書類を用意する:買取店は古物営業法にもとづいて本人確認を行います。参考:警察庁「古物営業・質屋営業について」
査定のときに聞いておきたいこと
- 時計として評価したのか、金として評価したのか(両方を出してもらえるか)
- 金として評価した場合、判断した品位と、金の部分の重量(何を除いたか)
- 1gあたりの買取単価と、差し引かれる手数料の有無
- ムーブメントなど金以外の部品は返してもらえるのか
- 最終的に受け取る金額
腕時計としての価値が高そうなブランド品(ロレックスなど)の場合は、時計としての評価に詳しいお店の意見も聞いておくと判断しやすくなります。ブランド時計の売り方はロレックスの記事でも触れています。
店頭・出張・宅配、どれを選ぶ?
時計は小さく持ち運びやすいため、多くの場合は店頭で、目の前で計量や説明を受けるのが分かりやすい方法です。ほかの遺品などとまとめて見てもらいたい場合は出張買取も選択肢になります。自宅での買取(訪問購入)は、法律で定められた書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができ、その期間中は品物の引き渡しを拒むこともできます。参考:消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問購入」
宅配買取を使う場合は、送料・返送料やキャンセル時の扱い、梱包の方法を事前に確認しましょう。
ピックアップ店舗
買取専門店 おたからや 鳴神店
郡山市鳴神3丁目にある「おたからや」の買取専門店です(2025年11月11日オープン)。金とブランド時計の両方を取扱品目に挙げています。
- 住所:福島県郡山市鳴神3丁目206
- 営業時間:10:00〜18:00(年中無休・年末年始休業あり)
- 駐車場:店舗併設(前2台・後2台)
- 買取方法:店頭買取、出張買取(電話・メールでの査定予約も可)
- 査定料:無料(公式ページの記載)
- 金・時計の査定:金の含有量を測れる専門の査定具を店舗に配置/壊れた品・汚れた品も査定可能/鑑定書があると査定額が上がる可能性があると案内
- 持ち物:売却時に身分証明書が必要
- 電話:024-954-7870
出典:おたからや 鳴神店 公式ページ(2026年10月15日確認)。手数料・キャンセル料は公式ページに記載がないため、来店前にご確認ください。この枠は店舗の紹介であり、比較表の評価や順位ではありません。
郡山市で金と時計を扱っている主なお店
各店舗の公式サイト等で、金(貴金属)と時計の両方が取扱品目に挙がっていることを確認できたお店を中心に、同じ項目で並べています。表の順番は評価や順位ではありません。「要確認」は確認できなかった項目です。
| 店舗 | 場所 | 営業時間(定休日) | 駐車場 | 買取方法 | 査定料など | 確認できた関連情報 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| おたからや 鳴神店 | 鳴神3丁目 | 10:00〜18:00(年中無休・年末年始休) | 併設4台 | 店頭・出張 | 査定無料 | 金の含有量を測る査定具/壊れた品も査定可 |
| おたからや 山根店 | 山根町(ビル3階) | 10:00〜19:00(不定休) | 裏手に専用駐車場 | 店頭・出張・LINE簡易査定 | 査定料・キャンセル料・出張料0円 | 店舗と本部のダブル査定 |
| おたからや ヨークタウン大槻店 | 大槻町(ヨークタウン大槻1階) | 10:00〜19:00 | 施設駐車場 | 店頭・出張・フォーム・LINE | 要確認 | 個室査定/ブランド時計を強化買取 |
| 買取大吉 郡山山崎店 | 山崎(国道49号沿い) | 10:00〜19:00(水曜定休) | 専用2台 | 店頭・出張・LINE | 査定無料・出張費無料 | 高級時計を取扱品目に記載 |
| ザ・ゴールド 郡山新さくら通り店 | 島1丁目 | 10:00〜18:00(年中無休、夏季・年末年始の一部を除く) | 10台 | 店頭・出張 | 査定無料 | 時計(ロレックス・オメガなど)、金メッキ品も取扱 |
| なんぼや 郡山うすい百貨店 | 中町(うすい百貨店3F) | 百貨店の営業に準ずる | 要確認 | 店頭・オンライン・出張・宅配 | 要確認 | 金・時計・宝石を強化買取/完全個室ブース |
| 買取店わかば イオンタウン郡山店 | イオンタウン郡山 専門店棟1F | 10:00〜18:00(年末年始休) | 施設駐車場 | 店頭(予約不要)・LINE査定 | 査定無料・査定後のキャンセル料なし | 傷・破損品・保証書なしも査定 |
| 買取専門店さすがや エスパル郡山店 | 郡山駅直結(S-PAL郡山 本館3F) | 10:00〜20:00(年中無休) | 要確認 | 店頭・出張・LINE | 要確認 | 腕時計・金を取扱/刻印なしの金も買取と案内 |
| マシコ本店(増子時計店) | 駅前2丁目 | 金・プラチナの取扱時間は要確認 | 提携駐車場 | 店頭(金・プラチナの売買) | 要確認 | 時計店。買取は金・プラチナのみで、時計としての買取ではない。時計修理は受付 |
表に載せていない店舗も含め、詳しくは各店舗ページをご覧ください。おたからや(郡山駅東ショッピングセンター店/ヨークタウン金屋店/朝日店/岩瀬書店富久山店)、買取大吉(郡山島店/郡山駅前1丁目店/ヨークパーク郡山店)なども、金と時計を取扱品目に挙げています。
マシコ本店のように時計修理を受けているお店では、売るかどうか決める前に「直せるかどうか」を相談するという使い方も考えられます。金・プラチナの取扱時間は公式情報で表記が分かれているため、来店前に電話で確認してください。
質屋で相談する方法も
手放すか迷っている場合は、時計を預けてお金を借りる「質預かり」という方法もあります。郡山市内では次の質店で、時計と金・貴金属の取扱が確認できました。
- 小平質店(堂前町)
- アキヤマ質店・ブレラ(富田東)
- 有限会社中央質店(細沼町。金・プラチナ製品は壊れていても買取可と案内)
- 丸一質店(朝日1丁目)
よくある質問
Q. 金無垢時計は、金の重さで計算した金額と時計としての金額、どちらで買い取られますか?
A. 品物とお店によって違います。ブランドやモデルに中古需要があれば時計として、そうでなければ金として評価されることが多いと考えられます。どちらの見方で出した金額なのかを査定時に確認し、可能なら両方の考え方を聞いてみましょう。
Q. 動かない金の腕時計でも売れますか?
A. 金の部分の重さと品位は動作に関係しないため、金として査定の対象になり得ます。壊れた品の査定に対応すると公式に案内しているお店もあります。売るためだけの修理は費用に見合わないこともあるので、まずは現状のまま相談するのがおすすめです。
Q. 時計の全体重量で計算してもらえますか?
A. 金として評価する場合、ムーブメントや風防、革ベルトなど金以外の部分は除いて考えるのが一般的です。何を除いて何グラムと判断したのかを聞いておくと、ほかのお店と比べやすくなります。
Q. 祖父の懐中時計に刻印が見当たりません。金かどうか分かりますか?
A. 刻印は裏ぶたの内側などにあることもあり、外から見えないことがあります。金張りや金メッキの懐中時計も多いため、自分で開けたり削ったりせず、お店で素材を調べてもらいましょう。
Q. ブレスレットだけ、尾錠だけでも売れますか?
A. 金製であれば、金として査定の対象になり得ます。時計本体と品位が違うこともあるため、刻印を確かめたうえで一緒に持ち込むと内訳が分かりやすくなります。
Q. 箱や保証書がなくても大丈夫ですか?
A. 金として評価する場合は影響しにくい一方、時計として評価する場合は付属品の有無が査定に影響することがあります。見つかった付属品はそろえて持っていきましょう。
Q. 査定だけでもいいですか?
A. 査定無料を案内しているお店は多くあります(比較表を参照)。キャンセル時の扱いが公式サイトに書かれていないお店もあるため、査定前に確認しておくと安心です。
まとめ
金無垢時計は、時計としての価値と金としての価値の両面で評価されます。動かなくても金の部分は素材として評価の対象になり得るので、捨てたり自分で分解したりせず、まずは現状のまま査定を受けてみましょう。査定では「時計としてか、金としてか」「何を除いた何グラムか」「品位と単価」を聞いておくと、納得して判断しやすくなります。郡山市内には金と時計の両方を扱うお店が駅周辺にも郊外にもあるので、アクセスや買取方法を見比べて相談先を選んでください。
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参照した情報源(2026年10月15〜16日確認):造幣局「貴金属製品の品位証明」「貴金属製品の品位区分と証明記号」/田中貴金属工業「貴金属価格情報」/消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問購入」/警察庁「古物営業・質屋営業について」/なんぼや「金時計の買取」ページ/買取大吉 公式サイト内 店舗ブログ(金無垢時計の買取について)/各店舗の公式サイト等(おたからや 鳴神店・山根店・ヨークタウン大槻店、買取大吉 郡山山崎店、ザ・ゴールド 郡山新さくら通り店、なんぼや 郡山うすい百貨店、買取店わかば イオンタウン郡山店、さすがや エスパル郡山店、マシコ、市内の各質店)




