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指輪の内側やネックレスの留め具の近くにある「Pt900」「Pt850」という小さな文字。プラチナ製品を売ろうと思ったとき、この刻印が何を意味していて、買取額にどう関わるのかが気になる方は多いと思います。
この記事では、プラチナの刻印(Pt1000・Pt950・Pt900・Pt850、造幣局のホールマーク)の読み方と、査定でどう扱われるかを整理しました。後半では、郡山市内でプラチナを買い取っているお店の基本情報を、公式サイトで確認できた範囲で簡単にまとめています。お店の順位付けはしていません。
※情報は2026年10月16日時点で、造幣局・各店舗の公式サイト等から確認したものです。営業時間や条件は変わることがあるため、来店前に各店舗へご確認ください。
プラチナの刻印は「純度」を表している
「Pt」はプラチナ(白金)の元素記号で、後ろの数字は製品に含まれるプラチナの割合を千分率(1000分のいくつ)で表したものです。
| 刻印の例 | プラチナの割合の目安 | 造幣局の品位区分 |
|---|---|---|
| Pt1000/Pt999 | ほぼ純プラチナ(99.9%以上) | 999(2012年3月以前の受付分は「1000」表示) |
| Pt950 | 95.0% | 950 |
| Pt900 | 90.0% | 900 |
| Pt850 | 85.0% | 850 |
出典:造幣局「貴金属製品の品位区分と証明記号」(2026年10月16日確認)
造幣局の品位証明では、白金製品は999・950・900・850の4区分です。たとえば「Pt900」なら、プラチナが90%、残りの10%はほかの金属ということになります。アクセサリーには、Pt900やPt850のようにほかの金属を混ぜた素材も多く使われています。
「Pt1000」と「Pt999」は同じ意味?
造幣局によると、2012年(平成24年)4月以降に受け付けた製品から、国際標準規格(ISO 9202)と日本産業規格(JIS H6309)に合わせて、純金属の表示が「1000」から「999」に変わりました。造幣局のホールマークでは、以前の「1000」と現在の「999」は証明している品位が同じとされています。メーカーが独自に打った「Pt1000」の刻印も、純プラチナであることを示す表示として使われています。
刻印のその他の書き方
同じ純度でも、「Pt900」「PT900」「Pt.900」「900Pt」など、メーカーによって書き方はさまざまです。ジュエリーの場合は、純度の刻印の近くに石の重さを示す表記(例:「D0.30」)が並んでいることもあります。
買取店の掲載情報では「Pt・Pm900」のような表記を見かけることもあります(たとえば「おたからや 鳴神店」の公式ページの参考買取価格欄)。見慣れない表記がある場合は、自己判断せずに査定のときにお店へ確認しましょう。
造幣局のホールマーク(品位証明記号)の見方
造幣局は、貴金属製品の品位(純度)を公的な第三者として試験し、合格した製品に証明記号を打っています。この記号が「ホールマーク」と呼ばれるものです。
プラチナ製品のホールマークは、次の3つの組み合わせでできています。
- 日の丸(日本の国旗):造幣局が証明したことを示す
- ひし形の中の数字:品位(純度)を千分率で示す(例:900)
- 「Pt」のマーク:純白金または白金合金であることを示す
プラチナは見た目が銀などに似ているため、ホールマークでは品位の数字に「Pt」のマークを組み合わせて、白金製品であることがわかるようにしています。たとえば、日の丸と「900」とPtマークが並んでいれば、プラチナが90%の製品として造幣局が証明したものです。
造幣局には、金とプラチナを接合した製品(いわゆるコンビ製品)向けの区分もあり、金の品位とプラチナの品位をそれぞれ示す記号になっています。
出典:造幣局「貴金属製品の品位証明」/造幣局「貴金属製品の品位区分と証明記号」(2026年10月16日確認)
「Pt900」の刻印だけでは造幣局の証明ではない
ここが誤解されやすいところです。造幣局は、品位証明は任意の制度であり、「Pt900」や「K18」といった表示は造幣局の証明記号ではないと説明しています。つまり、市販のプラチナ製品の多くは、メーカーや販売店が自分で純度を刻印したものです。ホールマークのない製品も普通に売られているので、ホールマークがないからといって偽物というわけではありません。
反対に、刻印があっても、買取の場では最終的にお店の検査で品位が判断されます。刻印は「目安」と考えておくと、査定結果に戸惑わずに済みます。
刻印は査定額にどう影響する?
プラチナ製品の買取額は、大まかに「プラチナ部分の重量 × その品位の1gあたりの買取単価」で考えます。品位が高いほどプラチナの量が多いため、同じ重さなら一般に単価も高くなります。多くの買取店は、Pt1000・Pt950・Pt900・Pt850のように品位ごとに単価を分けています。
計算例(金額は説明のための仮の数字です)
同じ5gの指輪を、仮に次の単価のお店に持ち込んだとします。
- Pt900の指輪(5g)× 仮の単価 1gあたり5,000円 = 25,000円
- Pt850の指輪(5g)× 仮の単価 1gあたり4,700円 = 23,500円
この単価は計算方法を説明するための仮の数字で、実在のお店の買取価格や現在の相場ではありません。実際の単価は日々変わり、お店によっても違います。
「プラチナ相場」と査定額が違う理由
| 種類 | どんな価格か | 確認できる場所の例 |
|---|---|---|
| 市場価格(地金価格) | 地金業者が公表するプラチナ地金の1gあたりの価格。田中貴金属工業の場合は「店頭小売価格」と「店頭買取価格」を税込で公表し、手数料は含まない | 田中貴金属工業「貴金属価格情報」 |
| 店舗の掲載価格・相場 | 買取店が公式サイトや店頭に出している目安 | 各店舗の公式サイト(さすがや エスパル郡山店は店舗ページで日々のプラチナ相場を掲載) |
| 実際の買取価格 | 品物を査定したうえで提示される金額 | 査定を受けたお店 |
ニュースなどで見る「プラチナ価格」は、主に純度の高い地金の価格です。Pt900やPt850のジュエリーはプラチナの割合が低いぶん、その価格をそのまま当てはめることはできません。さらに、お店ごとの単価の設定や、石・金具の扱いも反映されます。
石や金具が付いている場合
ダイヤ付きの指輪などは、プラチナ部分の重さと石を分けて考えるのが一般的です。石を外して量るか、石付きで量って差し引くか、石を別に評価するかはお店によって違います。ネックレスの留め具やピアスのキャッチなど、一部だけ別の素材が使われていることもあるため、査定のときに内訳を聞いておきましょう。
プラチナと間違えやすいもの
- ホワイトゴールド(K18WGなど):見た目は白っぽいですが、金を主体とした合金で、プラチナとはまったく別のものです。造幣局も、ホワイトゴールドを直訳すると「白金」になるものの、本来の白金はプラチナでありホワイトゴールドとは異なると説明しています。「750」「K18WG」とあれば金製品として査定されます。
- シルバー(925・SV925など):銀製品です。色が似ているため、刻印で見分けましょう。
- メッキ製品:表面だけを貴金属でおおった製品は、地金としての評価は大きく変わります。刻印に見慣れない文字が入っている場合はお店で確認しましょう。
- コンビ製品(K18/Pt900など):金とプラチナが組み合わさった製品です。それぞれの部分をどう評価するかはお店に確認してください。
金の刻印については、関連記事のK24〜K9の違いと見分け方や18金の刻印は本物?でも解説しています。
持ち込む前に自分でできる確認
- 刻印を拡大して読む:指輪は内側、ネックレスは留め具(引き輪やプレート)の近くにあることが多いです。スマホのカメラで拡大すると読みやすくなります。
- 品物ごとに刻印をメモする:「Pt900の指輪」「Pt850のネックレス」のように分けておくと、査定のときに内訳を確認しやすくなります。
- 刻印がなくても捨てない:刻印がすり減っていたり、もともと打たれていなかったりする品でも、お店で素材を調べてもらえる場合があります。
- 壊れていても持って行く:切れたチェーンや片方だけのピアスでも、貴金属として査定の対象にしているお店があります(公式に「壊れていても買取可」などと案内しているお店もあります)。
- 鑑定書・保証書をそろえる:ダイヤ付きのジュエリーやブランドジュエリーは、鑑定書や保証書があると評価に影響することがあります。
- 本人確認書類を用意する:買取店は古物営業法にもとづき、売る人の本人確認を行います。参考:警察庁「古物営業・質屋営業について」
査定のときに聞いておきたいこと
査定では、刻印の確認、重量の計測、石や部品の有無の確認などが行われます。お店によっては専用の機器で成分を調べます(たとえば「アキヤマ質店・ブレラ」は、Googleマップの口コミへの店の返信で、X線分析機で金性を調べていると説明しています)。
納得して売るために、次の点を確認しておくと比べやすくなります。
- 品位はいくつと判断されたか(刻印どおりか)
- 計算に使った重量(石や金具を除いた重さ)
- その品位の1gあたりの買取単価
- 手数料など差し引かれるものがあるか
- 最終的に受け取る金額
複数のお店で比べる場合は、できるだけ同じ日に査定を受けると、相場の変動による差を小さくできます。出張買取(自宅での訪問購入)を使う場合は、法律で定められた書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。参考:消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問購入」
ピックアップ店舗
買取専門店 おたからや 鳴神店
郡山市鳴神3丁目にある、全国チェーン「おたからや」の買取専門店です(2025年11月11日オープン)。公式ページの参考買取価格欄には、プラチナ(Pt・Pm900)を使った宝石付きリングなどが掲載されています。
- 住所:福島県郡山市鳴神3丁目206
- 営業時間:10:00〜18:00(年中無休・年末年始休業あり)
- 駐車場:店舗併設(前2台・後2台)
- 買取方法:店頭買取、出張買取(電話・メールでの査定予約も可)
- 査定料:無料(公式ページの記載)
- 品物の状態:壊れた品・汚れた品も査定可能/鑑定書があると査定額が上がる可能性があると案内
- 持ち物:売却時に身分証明書が必要
- 電話:024-954-7870
出典:おたからや 鳴神店 公式ページ(2026年10月16日確認)。掲載の参考買取価格は目安で、相場・重量・品位・状態によって変わると明記されています。手数料・キャンセル料は公式ページに記載がないため、来店前にご確認ください。この枠は店舗の紹介であり、下の比較表の評価や順位ではありません。
郡山市でプラチナを買い取っている主なお店
各店舗の公式サイト等で確認できた情報を、同じ項目で並べた簡易版です。表の順番は評価や順位ではありません。「要確認」は確認できなかった項目です。
| 店舗 | 場所 | 営業時間(定休日) | 駐車場 | 買取方法 | 査定料など | プラチナの記載 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| おたからや 鳴神店 | 鳴神3丁目 | 10:00〜18:00(年中無休・年末年始休) | 併設4台 | 店頭・出張 | 査定無料 | 参考価格欄にPt製品の掲載あり |
| おたからや 山根店 | 山根町(ビル3階) | 10:00〜19:00(不定休) | 裏手に専用駐車場 | 店頭・出張・LINE簡易査定 | 査定料・キャンセル料・出張料0円 | 貴金属として取扱(Ptの個別記載は要確認) |
| おたからや ヨークタウン大槻店 | 大槻町(ヨークタウン大槻1階) | 10:00〜19:00 | 施設駐車場 | 店頭・出張・フォーム・LINE | 要確認 | 金・プラチナ・貴金属 |
| 買取大吉 郡山山崎店 | 山崎(国道49号沿い) | 10:00〜19:00(水曜定休) | 専用2台 | 店頭・出張・LINE | 査定無料・出張費無料 | 金・プラチナ・貴金属 |
| ザ・ゴールド 郡山新さくら通り店 | 島1丁目 | 10:00〜18:00(年中無休、夏季・年末年始の一部を除く) | 10台 | 店頭・出張 | 査定無料 | 金・プラチナ・銀・メッキ製品など |
| なんぼや 郡山うすい百貨店 | 中町(うすい百貨店3F) | 百貨店の営業に準ずる(要確認) | 要確認 | 店頭・オンライン・出張・宅配 | 要確認 | 金・貴金属・プラチナ |
| 買取店わかば イオンタウン郡山店 | 松木町(イオンタウン郡山) | 10:00〜18:00(年末年始休) | 施設駐車場 | 店頭・LINE査定 | 査定無料・査定後のキャンセル料なし | 貴金属として取扱(Ptの個別記載は要確認) |
| 買取専門店さすがや エスパル郡山店 | 郡山駅直結(S-PAL郡山 本館3F) | 10:00〜20:00(年中無休) | 要確認 | 店頭・出張・LINE | 要確認 | 金・プラチナ(店舗ページで日々の相場を掲載) |
| マシコ本店(増子時計店) | 駅前2丁目 | 金・プラチナの取扱時間は要確認 | 提携駐車場 | 店頭(金・プラチナの売買) | 要確認 | 金・プラチナ(田中貴金属特約店) |
このほか、公式サイト等でプラチナの取り扱いが確認できたお店には次のようなところがあります。詳しくは各店舗ページをご覧ください。
- おたからや:郡山駅東ショッピングセンター店/ヨークタウン金屋店/岩瀬書店富久山店
- 買取大吉:郡山島店/郡山コスモス通り店/郡山八山田店/郡山富久山町店
- 質屋:小平質店/アキヤマ質店・ブレラ/有限会社中央質店/丸一質店
質屋では、売る「買取」のほかに、品物を預けてお金を借りる「質預かり」も選べます。手放すか迷っているプラチナ製品がある場合の選択肢になります。中央質店や丸一質店は、金・プラチナ製品は壊れていても買い取ると案内しています。
よくある質問
Q. Pt900とPt850では、買取額はどのくらい違いますか?
A. プラチナの割合は、Pt900が90%、Pt850が85%です。多くのお店は品位ごとに1gあたりの単価を分けているため、同じ重さならPt900のほうが一般に高くなります。実際の差はその日の相場とお店の単価で変わるので、査定のときに品位別の単価を聞いてみてください。
Q. 刻印がないプラチナの指輪は売れますか?
A. 刻印がなくても、お店で素材を調べたうえで査定してもらえる場合があります。対応はお店によって違うため、持ち込む前に電話で確認すると確実です。
Q. ホールマークがないプラチナは偽物ですか?
A. そうとは限りません。造幣局の品位証明は任意の制度で、ホールマークのない貴金属製品も市販されています。「Pt900」などの刻印はメーカーや販売店が打ったもので、造幣局の証明ではありません。
Q. 「Pt1000」と「Pt999」はどちらが純度が高いですか?
A. 造幣局のホールマークでは、2012年4月以降、純金属の表示が「1000」から「999」に変わりましたが、証明している品位は同じとされています。どちらも純プラチナを示す表示と考えてよいでしょう。
Q. 「K18WG」はプラチナですか?
A. いいえ。K18WGは18金のホワイトゴールドで、金を主体とした合金です。見た目は白くてもプラチナとは別の素材として査定されます。
Q. ダイヤ付きのプラチナリングはどう査定されますか?
A. プラチナ部分と石を分けて評価するのが一般的です。石の重さの扱いや、ダイヤそのものを評価するかどうかはお店によって違います。鑑定書があれば一緒に持って行きましょう。
Q. ニュースのプラチナ価格と査定額が違うのはなぜ?
A. ニュースなどで報じられるのは、主に純度の高い地金の価格です。Pt900なら90%、Pt850なら85%しかプラチナが含まれていないうえ、お店ごとの単価設定や手数料も反映されるため、同じ金額にはなりません。
まとめ
プラチナの刻印は、Pt1000(Pt999)・Pt950・Pt900・Pt850のように純度を千分率で表しています。数字が大きいほどプラチナの割合が多く、品位ごとに買取単価が分かれるのが一般的です。日の丸とPtマークが付いた造幣局のホールマークは公的な証明ですが、刻印だけの製品も多く、最終的な品位はお店の検査で判断されます。
売る前に刻印を読んでメモしておき、査定では品位・重量・単価・手数料・受取額の内訳を確認すると、お店どうしを比べやすくなります。郡山市内には駅周辺・商業施設内・郊外の路面店・質屋など条件の違うお店があるので、アクセスや買取方法を見比べて相談してみてください。
関連記事:プラチナを高く売るコツと買取店の選び方/K24〜K9の違いと見分け方/金貨買取/金・貴金属の記事一覧
参照した情報源(2026年10月16日確認):造幣局「貴金属製品の品位証明」(https://www.mint.go.jp/operations/exam/operations_certification-01.html)/造幣局「貴金属製品の品位区分と証明記号」(https://www.mint.go.jp/operations/exam/operations_certification-02.html)/田中貴金属工業「貴金属価格情報」(https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/)/消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問購入」/警察庁「古物営業・質屋営業について」/各店舗の公式サイトおよびGoogleマップの店舗情報(おたからや 鳴神店・山根店・ヨークタウン大槻店、買取大吉 郡山山崎店ほか、ザ・ゴールド 郡山新さくら通り店、なんぼや 郡山うすい百貨店、買取店わかば イオンタウン郡山店、さすがや エスパル郡山店、マシコ本店、各質店)




